LOW IQ 01『Stories Noticed』





LOW IQ 01氏の『Stories Noticed』を聴きました。

ナタリーのブラフマンのTOSHI-LOWくんとの対談を読んでグッと来ちゃった。

SSの活動はオレも正直キツかった。自分で蒔いた種だけど。
ライヴもレコーディングも「バトル」だった。
イッチャンに追いつけ追い越せの思いが強くって本当に戦いだった。

オレは前に出ることしか考えていなかった。
イッチャンよりいかに目立つかということ。

TOSHI-LOWくんが言った「誰よりもイッチャンに認められたかった」。
本当にその通りだった。
オレは自分のことしか見えていなかったんだ。
超自己中心的。

16年間…それは長い年月だった。
ずっとモヤモヤしていたもん。
自分にとってSSの存在はでかかった。

もっとブラフマンやハイスタみたいに家族的な付き合いができていたら
こうはならなかったろうなって。

尽未来際でのライヴが終わりそうになってイッチャンが
「これから3人は別々の道に進むと思います」と言った時に、
初めて解散したと思った。
この気持ちは大きかった。

これは自分だけの気持ちかも知れないけれど、これで晴れて今までの
泥沼の関係が治ってスッキリするんだって。
一番大きいのはイッチャンがオレを許してくれたってこと。
人を許す時のパワーってすごいものがあるんだなって思った。

イッチャンとはそんなに頻繁ではないけれどもメールのやり取りとかをさせてもらっています。
オレが新譜をリリースした時にお知らせや音源を送ったりするんだけど、
返信の内容が本当に暖かくて、有難いお言葉が詰まっている感じ。

イッチャンはリーダーシップが取れる人だけあって、相手を思いやる気持ちがすごくある。
だから誰からも好かれる存在にあるんだなって思う。
一見自分勝手に見えると思いきや全然そうではない。

人は年齢を重ねても成長できる。
そのことをオレはイッチャンから学びました。

イッチャンが対談で「対バンできるかも知れないし、シャレでSSの曲を演れるかも」
と言っていたのもTRUTH。
SSの復活を得てリリースされた今作は『人を励ます』というテーマがあって、
基本的にイッチャンの詩の世界は励ますものだけれど、今回ほど胸に刺さったことはなかった。

『青い鳥』では、TOSHI-LOWくんの詩を日本語でストレートにぶつけているし、
『Luster』は『反省』という意味がある。
TOSHI-LOWくんを含め、ライヴ前に話し合った時に『すでにこういう構想がある』と言っていた。

『Stories Noticed』は間違いなくLOW IQ 01の代表作となるでしょう。

イッチャンの歌詞は道徳です。
これからも応援しています。

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