尽未来際
2015年11月14日、super stupidが奇跡の復活を遂げました。
今年の3月にBrahmanのTOSHI-LOWくんから電話があり、「11月に20周年をやるからsuper stupidで出てくれないか」と突然頼まれてから9ヶ月。
虎子食堂でのライヴ。
そして、3週間前にメンバー3人とTOSHI-LOWくんで密会し、話し合って決めた今回のライヴ。
イッチャンは密会の時、最初怒っていましたが、それは彼のポーズであり、話は終始暖かく優しく、そしてちょっぴり厳しくでありました。
ぼくは会う前ビビってましたが。
イッチャンの提案で「みそっかすってことでシークレットで」と決まりました。
それからは、それまでも確定ではなかったので誰にも言えませんでしたが、本当に秘密になってしまったので、バレないようにヒヤヒヤで。
3人で入ったリハーサル・スタジオの録音したCD-Rはぼくの超お宝もの。
イッチャンのユーモア溢れるお話が面白かったのと、さすがはリーダーだけあって、ライヴの構成の組み方やその伝え方が上手くて感動したのですが、3人で音を出してみて、それがすごく楽しかったんだ。
いつもライヴ前は「やりたい、でもやりたくない、やりたい」の表裏一体の度合いが強すぎて、精神的にキツかったのが、今回は楽しみで楽しみでいっぱいでした。
会場には3時間前に入って、楽屋も隔離されたスペースが用意されていて、スタッフたちも寸前に出るのを知りました。
本番前にイッチャンにどれだけ励まされたことか。どれだけありがたいお話をしてもらったことか。
さて、本番。イッチャンのエンターテイナーとしての本領発揮。自分でプレイしていながら、「うわ、カッコイイこの人」って思っちゃったもん。
オープニングのトークとかもギター弾きながら聞いていたけれど、鳥肌ものでした。
そして、ヒロスのグルーヴあるドラミング。
ステージ袖にいたバンドマンたちやスタッフたちの多さといったら。
でも、ステージのこと、ほとんど記憶にないんです。
ライヴが終わって、スペースシャワーの取材を受けた時のイッチャンのトークも感動的でした。思わず泣きそうになるほど。
「人間ってのはお前が思っている以上に優しいからな」と言ったイッチャンは、ライヴ中にどうやったらぼくに気持ちよくプレイしてもらえるかを相当考えてくれていて、それが自分の成長にもつながる、とも言ってくれました。
バンドって家族みたいでいいな。イッチャンの奥さんも自分の奥さんもローディーをやってくれた人もみんな家族みたいだった。
「あまり期待されちゃうと困るけれど、また機会があったらリハーサル・スタジオに入ってみるのもいいんじゃない?」と言ってくれたイッチャン。
実は今回のライヴのリハーサル・スタジオで「C & U」「ROCK OF TRUTH」「DISCO」「I GET GOOD SUNDAY」「RIGHT OR LEFT」などの曲もプレイしてみたんです。そのどれもが楽しくて感動的でした。
あまり内部事情を語ってしまうのは良くはないのでここまで!
最後に、この機会を作ってくれたTOSHI-LOWくんに感謝します。感謝してもしきれません。
みなさん、ありがとうございました!
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