Pakchee In The House!!!


みんな、エレクトロニカって何だったんだろうね?

誰もがAbelton LIVE!で簡単に作れるじゃん?

肉体的な技巧、つまり特別なトレーニングも必要ないし。

そんな2000年代からのオレ様の期待を良い意味で裏切ってくれた作品は、
この一枚しかない。あとは糞だ。

Pakchee「This CD does NOT return to earth」

我が家ではヘッドフォンでしか聴くことができない。
家族に「頭が痛くなる」と言われるからだ。

ヘッドフォンで聴き終わったあと、
多少耳が「キーン」と鳴るが、
この快感を一度覚えたら病みつきになる。

「お前ら何にも分かっちゃいねーよ!」
と言いたいね。

別にラスターノートンとかそういうのもういいじゃん?
いい加減。

オレ様はこのCDは名作中の名作だと思っている。

Pakcheeさんのライヴも観たことがあるんだけれど、
ラップトップにDAW走らせて、カオスパッドとか、
そういうのとレベルが違う。

ミキサーにフィードバックさせて、ノイズをリアルタイムで作っている。
これは個人的な感想だが、
Bloodthirsty Butchersのライヴを観た時と同じで、
爆音で聴いているのに涙が出そうになるのだ。
別に感動的なシーンがあるわけではない。
グッと来ているわけでもない。
何か心が浄化されているような気分になる。

このCDはただのノイズではなく、楽曲としても
個々に上手くまとまっているし、
ダイナミックレンジを広く使った良い曲が満載。

こんなこと本人に言ってもピンと来ないかもしれないが、
オレ様は2000年代、2010年代、すごいアーティストが
現れてくれて、こちらをビックリさせてくれると待っていた。

正直現れなかった。
小手先の上手い器用貧乏の
ラップトップに突っ立ってるだけの輩は沢山観たし聴いた。

Pakcheeさんは、マスタリングの仕事もしていて、
それにハマっているみたいだが、
オレ様としては新譜のリリースを期待しちゃうなあ。

ホント、この15年に聴いたアルバムの中で最高傑作。
エレクトロニカなんて聴かなくても生きて行ける。
何の魅力も感じねーよ。

それに、メーカーが発売する機材やソフトにも依存し過ぎてねえか?
オレ様なんてギター1本あれば全て事が足りてしまう。
別にビンテージのギターが、エフェクターが必要なわけではない。

このCDは特別だ。

以上。



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